こんにちは。
成学館の成澤です。
本日は暗記について書きたいと思います。
色々な場で暗記科目とそうでない科目で分類されます。
暗記科目・・・社会、英語(半分)
暗記でない科目・・・数学、理科(半分)
たしかに、暗記の要素が強いですし、面談の場などでは、私も区分けに便利なので使っています。
しかし、厳密にいえば
・暗記要素が強い科目もあるが、すべての科目が「暗記のみ」「暗記はない」という構成になっていない。
・生徒によって同じ科目も暗記になったり、そうでなかったりする。
数学という科目を例に挙げます。
数学は数字が変わってしまうと、同じ答えを示さないので暗記科目ではないという位置づけをされます。
しかし、取っ掛かりとして、文章題なんかの解法を丸暗記で解けるようになっても良いと思います。
肝心なのは、その後、それで終わりにさせないかです。
本当に理解したかの確認です。
いきなり独力で文章題を解くには、かなりのエネルギーが必要となります。
そこで、解法だけ暗記してもらい、その後その式の作りを理解するという作業に入ります。
代金=ケーキの値段×個数+箱代
から、じゃあ、代金とケーキ1個の値段、買った個数が分かってたら、箱代はどのように求められる?
という具合に発展させ、理解を深めてもらいます。
これを、文章題を苦手としている子に求めるのは、その子たちもゴールまで気力が持ちません。
なので、数学においての暗記は一つのステップが加わったと思っていただけたらと思います。
数学においてと申し上げましたが、他教科も全て突き詰めていくと、考えることが問われますし、全てが暗記でない科目となります。
考えた分だけ記憶に残りやすいのです。
学習の段階分けすると
①スタート(説明)→②暗記→③追及・応用 となります。
暗記科目といわれる科目は、①②で比較的得点しやすいため、暗記科目と呼ばれると思います。
伸び悩んでる子なんかは、いつもの学習で満足せず、もう一歩踏み込んでみると良いです。
理科の記述問題なんかでは、そこから③へ行く癖をつけると、顕著に得点に出るでしょう。
なので、詰込み型の勉強のみで終わらせている生徒は、二重の苦労だったり、定着率が悪くなったりと、時間の割に効果が得られないので、少しずつ変えていけると良いでしょう。
塾の指導科目において英語・数学のニーズが多いのも、そういったところに関係してきます。
まずは、自分自身の勉強のハードルを少し上げると、吸収がよくなりますよ!!
月並みな言葉ですが、急がば回れです!!
( 投稿より)